お城ジャーニー

お城って楽しいを発信する「お城ジャーニー」

武田信玄の本名は?幼名・諱・法名までわかりやすく解説

武田信玄公像とともに武田信玄の本名・幼名・晴信・信玄を整理する記事のアイキャッチ

武田信玄の本名は、何だったのでしょうか。

結論からいうと、武田信玄の本名にあたる名前は、武田晴信です。

ただし、戦国時代の武将は、現代のように「本名がひとつだけ」という感覚ではありませんでした。

子どものころの名前である幼名ようみょう、成人後に名乗るいみな、出家後の法名ほうみょうなど、場面によって複数の名前を使い分けていたのです。

この記事では、武田信玄の本名・幼名・諱・法名を、初心者にもわかりやすく整理します。

この記事でわかること

武田信玄の本名にあたる名前は「武田晴信」です。
「信玄」は出家後に名乗った名前で、幼名や諱とは意味が異なります。

武田信玄の本名は「武田晴信」

武田信玄の本名にあたる名前は、武田晴信です。

「信玄」という名前があまりにも有名なので、最初から「武田信玄」と名乗っていたように感じるかもしれません。

しかし、信玄という名前は、若いころからの名前ではありません。

武田信玄は、もともと武田晴信という名前で活動していました。

この「晴信」は、元服げんぷくしたあとに名乗った名前です。

元服とは、今でいう成人の儀式のようなものです。

戦国時代の武将は、子どものころの名前から、成人後の名前へ変わることがよくありました。

そのため、武田信玄について正確にいうなら、

武田信玄の本名に近い名前は「武田晴信」 「信玄」は出家後に名乗った名前

と整理するとわかりやすいです。

ここがポイント

武田信玄の本名にあたる名前は「武田晴信」です。
「武田信玄」という呼び名は有名ですが、「信玄」は出家後の名前です。

武田信玄の名前を一覧で整理

武田信玄には、いくつもの名前があります。

まずは、一覧で整理してみましょう。

種類 名前 読み方 意味・使われ方
幼名 太郎 たろう 子どものころの名前
幼名として紹介されることがある名前 勝千代 かつちよ 幼名として紹介されることがある名前
晴信 はるのぶ 成人後に名乗った実名に近い名前
法名・号 信玄 しんげん 出家後に名乗った名前
現在の一般的な呼び名 武田信玄 たけだしんげん 現代でもっとも知られている呼び方

難しく見えるかもしれませんが、まずは次のように覚えておけば大丈夫です。

本名に近い名前は「晴信」 有名な呼び名が「信玄」

つまり、「武田信玄の本名は?」と聞かれたら、答えは武田晴信です。

名前の整理

幼名は子どものころの名前、諱は成人後の実名に近い名前、法名は出家後の名前です。
武田信玄の場合は、「太郎」→「晴信」→「信玄」という流れで考えると理解しやすくなります。

「諱」とは?戦国武将の本名のようなもの

ここで大事になるのが、いみなという言葉です。

諱とは、簡単にいうとその人の実名に近い名前です。

武田信玄の場合、この諱が晴信にあたります。

ただし、戦国時代の感覚では、諱を気軽に呼ぶことはあまりありませんでした。

現代では、家族や友人、職場の人の名前を普通に呼びますよね。

しかし、武士の社会では、相手の諱をそのまま呼ぶことは失礼にあたる場合がありました。

そのため、日常的には通称や官職名などで呼ばれることも多かったのです。

つまり、武田信玄の「晴信」は本名に近い名前ですが、今の私たちが想像する「普段からみんなが呼ぶ本名」とは少し違います。

それでも、現代の読者向けに「武田信玄の本名は?」と聞くなら、武田晴信と答えるのがいちばんわかりやすいです。

ここがポイント

「諱」は、戦国武将の実名に近い名前です。
武田信玄の場合、諱は「晴信」なので、本名にあたる名前は「武田晴信」と考えるとよいです。

「信玄」は本名ではなく出家後の名前

では、「信玄」とは何なのでしょうか。

信玄は、武田晴信が出家しゅっけしたあとに名乗った名前です。

出家とは、仏門に入ることです。

戦国武将のなかには、出家して名前を変える人がいました。

ただし、出家したからといって、すぐに政治や戦いから完全に離れるわけではありません。

武田晴信も、出家後に「信玄」と名乗りながら、引き続き武田家の当主として政治や軍事を行いました。

そのため、名前の使い分けとしては、

武田晴信=出家前の名前 武田信玄=出家後の名前

と整理できます。

現在では「武田信玄」という名前がとても有名なので、歴史の本や観光地でも「武田信玄」と紹介されることが多いです。

ただし、若いころの出来事や、父・武田信虎との関係を扱うときには、「武田晴信」と書かれることもあります。

ここがポイント

「信玄」は、本名ではなく出家後に名乗った名前です。
若いころは「武田晴信」、出家後は「武田信玄」と考えると、歴史の流れがわかりやすくなります。

武田信玄の幼名は「太郎」

武田信玄の子どものころの名前は、太郎とされています。

また、幼名として勝千代と紹介されることもあります。

幼名ようみょうとは、子どものころに使う名前です。

戦国時代の武将は、生まれたときから一生同じ名前を使うわけではありませんでした。

子どものころは幼名を使い、成長して元服すると、成人後の名前を名乗るようになります。

武田信玄の場合は、

太郎

晴信

信玄

という流れで考えるとわかりやすいです。

名前が変わると、まるで別人のように感じるかもしれません。

しかし、これは戦国時代の武将としては特別なことではありません。

むしろ、人生の段階に合わせて名前が変わるのは、よくあることでした。

武田信玄の名前の変化を示す図 幼名の太郎から晴信、出家後の信玄までを整理

図解で整理

武田信玄の名前は、幼名の「太郎」から、成人後の「晴信」、出家後の「信玄」へと変わりました。
名前の変化を見ると、信玄の人生の流れも理解しやすくなります。

なぜ「武田晴信」より「武田信玄」の方が有名なのか

本名に近い名前が晴信なら、なぜ「武田晴信」より「武田信玄」の方が有名なのでしょうか。

理由のひとつは、後世に「武田信玄」という名前で広く語られるようになったからです。

武田信玄といえば、川中島の戦い、風林火山、甲斐の虎といったイメージがあります。

こうしたイメージと結びついて広く知られているのは、「武田晴信」よりも「武田信玄」という名前です。

また、現在でも、武田神社、信玄ミュージアム、信玄公祭りなど、観光や地域文化のなかで「信玄」という名前が多く使われています。

そのため、一般的には「武田信玄」と呼んだ方が伝わりやすいのです。

一方で、歴史の流れを正確に理解したいときは、「晴信」と「信玄」を分けて考えるとわかりやすくなります。

たとえば、父・武田信虎を追放して武田家の当主になったころは、まだ「武田晴信」としての時代です。

このあたりの経緯は、関連記事の「信玄はなぜ父・武田信虎を追放したのか」で詳しく解説しています。

ここがポイント

現在は「武田信玄」という呼び名が一般的ですが、若いころの出来事を理解するには「武田晴信」という名前も大切です。
名前の違いを知ると、信玄の生涯を時期ごとに整理しやすくなります。

武田信玄の名前の変化と生涯

武田信玄の名前の変化は、そのまま人生の流れともつながっています。

簡単に整理すると、次のようになります。

時期 名前 主な出来事
子どものころ 太郎 武田信虎の嫡男として生まれる
元服後 武田晴信 武田家の当主となり、信濃へ進出する
出家後 武田信玄 川中島の戦いや駿河侵攻などで勢力を広げる

晴信として武田家を継ぎ、信濃へ進出し、のちに信玄としてさらに領国を広げていく。

こう考えると、名前の違いはただの呼び方の違いではありません。

名前の変化は、武田信玄の人生の段階を知る手がかりにもなります。

武田信玄がどんな生涯を送ったのかを詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。

武田信玄の生涯をわかりやすく解説

生涯と名前の関係

「晴信」は武田家を継ぎ、信濃へ進出していく時期の名前です。
「信玄」は出家後の名前で、現在もっとも広く知られている呼び名です。

ゆかりの地で名前を感じるなら武田氏館へ

武田信玄の名前を知ったら、ゆかりの地もあわせて見ると理解が深まります。

特に重要なのが、山梨県甲府市にある武田氏館です。

武田氏館は、武田信虎・信玄・勝頼の三代に関わる武田家の本拠です。

現在は武田神社が建ち、周辺には信玄ミュージアムもあります。

「武田晴信」として家を継ぎ、「武田信玄」として全国に名を知られる存在になっていく。

その背景を感じる場所として、武田氏館はとてもわかりやすいスポットです。

実際に歩いた感想や見どころは、こちらの記事で紹介しています。

武田氏館の見どころをわかりやすく解説

ゆかりの地

武田氏館は、武田信虎・信玄・勝頼の三代に関わる武田家の本拠です。
信玄の名前だけでなく、武田家の歴史を体感しやすい場所です。

よくある質問

武田信玄の本名は何ですか?

武田信玄の本名に近い名前は、武田晴信です。

「信玄」は、出家後に名乗った名前です。

武田晴信と武田信玄は同じ人ですか?

はい、同じ人物です。

武田晴信が出家後に信玄と名乗ったため、現在では「武田信玄」という名前で広く知られています。

武田信玄の幼名は何ですか?

武田信玄の幼名は、太郎とされています。

また、幼名として勝千代と紹介されることもあります。

「信玄」は本名ですか?

厳密にいうと、「信玄」は本名ではなく、出家後に名乗った名前です。

本名にあたる名前としては、武田晴信と考えるとわかりやすいです。

「武田信玄」と書くのは間違いですか?

間違いではありません。

現在では「武田信玄」という呼び名が一般的に定着しています。

ただし、名前の変化を正確に説明するなら、本名に近い名前は晴信、信玄は出家後の名前と分けて考えるとよいです。

まとめ|武田信玄の本名は「武田晴信」

武田信玄の本名にあたる名前は、武田晴信です。

ただし、戦国時代の武将は、幼名・諱・法名など、複数の名前を使い分けていました。

最後に、この記事のポイントを整理します。

名前 意味
太郎 子どものころの名前
晴信 本名に近い成人後の名前
信玄 出家後に名乗った名前
武田信玄 現在もっとも一般的な呼び名

つまり、

武田信玄の本名は「武田晴信」。 「信玄」は出家後に名乗った名前。

と覚えておけば大丈夫です。

名前の違いがわかると、武田信玄の生涯もぐっと理解しやすくなります。

この記事のまとめ

武田信玄の本名にあたる名前は「武田晴信」です。
「信玄」は出家後の名前であり、現在もっとも有名な呼び名として定着しています。

あわせて読みたい

武田信玄の生涯をわかりやすく解説 blog.castle-journey.com

信玄はなぜ父・武田信虎を追放したのか blog.castle-journey.com

武田氏館の見どころをわかりやすく解説 blog.castle-journey.com